歴史

歴史-その1
さて、オリンピックと宇宙飛行士というとても現代的なきっかけはあったもののエゾウコギの歴史は実は古く中国、大昔からその存在は広く知られていました。

 

まず、歴代皇帝が不老長寿の薬を求め大陸中の生薬を16世紀に集大成した『本草綱目』という書物のなかに"長生きの薬"として紹介されています。

 

 

「刺五加: 精気を補い、筋骨を強壮し、意志を堅固にする。長い間服用すれば、身体が軽快になり、老化を防ぐ」とあります。

 

 

また、現代中国が正式に認めた薬を集めた『中華人民共和国薬典』(1985年版)には成分が紹介されています。

 

「刺五加は、不眠、鎮静、気力減退、食欲不振、足腰の痛み、精力減退、老衰による体力減退などの滋養強壮剤に用いられる」と記載されています。

 

では、こんないいものがなぜ忘れさられたのでしょうか? 

 

それはひとえに、マイナス40℃にも達する酷寒の地でしか採取できないもので、なかなか入手が困難であったから、としかいいようがありません。

歴史-その2

天然自然のものから新しい薬効が発見されることは極めてまれなことです。

 

薬用植物の探索は数千年続けられ、その原料開発は近代薬学の登場以前にほぼ完了してしまったといわれています。

 

ところが、エゾウコギは1950年代まで知られず、旧ソ連が1960年代に端緒をひらき、1970年代に入って中国も研究開発をおこなうようになり、ようやく世間に知られるようになった稀有の植物なのです。

 

旧ソ連や中国の薬用研究が確かなものであるだけに、これは現代薬学・生薬学における一大発見ということになります。